
展覧会について
⽇本で最初の
グラフィックデザイナーを
知っていますか?
⽇本におけるモダンデザインのパイオニアとして知られる杉浦⾮⽔(すぎうら・ひすい/1876〜1965年)は、愛媛県松⼭市に⽣まれました。東京美術学校⼊学後は円⼭派の川端⽟章に師事して⽇本画を学んでいましたが、在学中にフランス帰りの洋画家・⿊⽥清輝がもたらしたアール・ヌーヴォー様式の図案に魅せられたことで、以後は図案家として活動しました。
明治41 年(1908)に三越呉服店に⼊社した⾮⽔は図案部初代主任をつとめ、昭和9年(1934)に退社するまで27年にわたって同店のポスターやPR誌表紙などを⼀⼿に担い、看板デザイナーとして活躍しました。三越以外にも、⾮⽔の単なる「宣伝」の枠を超えた図案家としての幅広い活動から⽣み出された作品の数々は、現在でいう「グラフィックデザイン」の原点といえます。
本展覧会は、⾮⽔の故郷・愛媛県美術館所蔵のコレクションを中⼼に、その作品を振り返ることで、改めて彼の遺した今も⾊あせない魅⼒的な仕事と、近代⽇本のデザイン史に刻んだ意義を考えようとするものです。


1915ー16年頃
会期・会場
第1会場閉幕 |
2021年7⽉3⽇(⼟)〜8⽉30⽇(⽉) |
島根県立石見美術館(島根県益⽥市有明町) |
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第2会場閉幕 |
2021年9⽉11⽇(⼟)〜11⽉14⽇(⽇) |
たばこと塩の博物館(東京都墨⽥区横川) |
第3会場閉幕 |
2021年11⽉23⽇(⽕・祝)〜22年1⽉30⽇(⽇) |
三重県⽴美術館(三重県津市⼤⾕町) |
第4会場閉幕 |
2022年4⽉15⽇(⾦)〜6⽉12⽇(⽇) |
福岡県⽴美術館(福岡市中央区天神) |
第5会場閉幕 |
2022年11月19日(土)~23年1月29日(日) |
静岡市美術館(静岡市葵区紺屋町) |
第6会場 |
2023年4月22日(土)~6月18日(日) |
群馬県立近代美術館(群馬県高崎市綿貫町) |
- 【協 賛】
- ニューカラー写真印刷株式会社
- 【特別協力】
- 株式会社三越伊勢丹ホールディングス、東京国立近代美術館
- 【企画協力】
- 愛媛県美術館
*会期・会場は予告なく変更になる場合がございます
掲載画像は全て愛媛県美術館蔵